2024/10/14(月) 18:15 1 3
2024年10月14日 川崎競輪場
第10回大阪・関西万博協賛競輪G3(最終日)
全国都市緑化かわさきフェア開催
川崎市制100周年記念
寛仁親王牌の開催直前でS班らの参戦はなく、初日から激戦が繰り広げられた第10回大阪・関西万博協賛競輪。10月中旬とは思えないほどの強い日差しで気温も27度近くまで上がる中、レースやスタンドのボルテージも上昇一途となり、本日最終日を迎えた。
注目を集めたのは、前回の青森記念でG3初優勝を果たした佐々木眞也や和田真久留
、福田知也らの地元勢。スタンドに設けられた応援席からの声援も受け、3名が決勝進出を果たした。一方、藤井侑吾、北津留翼の両名も連日強烈なスピードを披露。4車連携の地元・南関ラインにどう対抗するか、注目を集めた。
細切れ戦となった決勝は、藤井侑吾が最終的な主導権を握ると、中団に切り替えた和田真久留の後位から福田知也が中コースを鋭く突き抜けて優勝ゴール。2022年10月の松山以来、通算2回目のG3優勝を地元戦で決めた。
※3日目のレポートはこちら
【川崎競輪G3(最終日)12R=S級決勝】
1/佐々木眞也(S1・神奈川117期)
2/藤井侑吾(S1・愛知115期)
3/北津留翼(S1・福岡90期)
4/山口貴弘(S2・佐賀92期)
5/山口富生(S1・岐阜68期)
6/福田知也(S2・神奈川88期)
7/諸橋愛(S1・新潟79期)
8/石毛克幸(S2・千葉84期)
9/和田真久留(S1・神奈川99期)
【レース展開】
誘導以下、3北津留-4山口貴、1佐々木-9和田-6福田-8石毛、2藤井-5山口富、7諸橋で周回。赤板前に藤井が上昇すると、佐々木がけん制。佐々木は藤井を出させず3番手をキープすると、赤板2コーナーから仕掛け、打鐘で北津留を叩いて主導権を握っていく。藤井もすぐさま反撃に転じてスパートすると、最終HS過ぎに佐々木をとらえ主導権を奪い返す。中部には単騎の諸橋が続き、佐々木マークの和田はその後位にスイッチして行く。最終2センター付近から3番手の諸橋が踏み込んでいくが、その外から和田、さらに諸橋と和田の間のコースを福田が踏む。ゴール前の接戦を制して突き抜けたのは福田で、嬉しい地元G3優勝。2着に和田で神奈川ワンツー。3着に諸橋が入線した。
【川崎競輪G3(最終日)12R=S級決勝・結果】
2車単6-9 2,510円(10番人気)
3連単6-9-7 14,460円(53番人気)
決まり手:差し-差し
優勝/福田知也(S2・神奈川88期)
今回成績/一2・二1・準3・決1
次走出場予定/函館F1(10月28日〜30日)
あまり優勝の実感はないのですが、普段はやらないレースができるようになってきて、今日もかなりいい感じで突っ込めたなという感触もあり、その辺が成果になってきたかなと思います。自分の長所であるタテ脚を殺さないようにして、狭いところも行けるようにセッティングを煮詰めてきました。
(作戦は)中団から。藤井君が先行だろうと思ったし、あとは北津留君がどれだけやる気か。でも、眞也君が打鐘から叩いてくれて、ペースを落とさずに踏んでくれていたので、眞也君の頑張りが僕の優勝につながりました。
勝負所を過ぎてしまったので、眞也君には申し訳なかったですが、真久留君が切り替えてくれて良かったです。
(直線は)真久留君の内が一番伸びるかなと。あそこが川崎コースなので、勢いをもらいながらでしたが、もう無我夢中でした。皆の頑張りと、あとは、地元の応援のパワーが力になりましたね。
点数(競走得点)が落ち込んでいたのですが、周りの方に支えられて優勝ができました。競輪祭の権利もいただきましたし、コツコツと、9車立てでも戦えるようにしていきたいです。やることができるという感触もつかめたので、弟子も2人いますし、3人でもっと練習量を増やして、弟子に引っ張ってもらえるように頑張ります。
(P-Navi編集部)