2024/10/09(水) 20:15 0 4
宮下一歩と徳永泰粋の2分戦だった4R。近況の勢い、競走得点が上回る徳永ラインが圧倒的な人気を集めたが、S級経験もある宮下がペースを掴むと徳永の捲りは大橋徹のブロックもあって不発に。宮下がそのまま押し切って前節の立川に続く初日逃げ切りを決めた。
「やっぱり防府は相性がいいのかもしれない」
防府バンクはチャレンジ時代の20年3月に完全優勝して以来の参戦。4走だけしかしていないが、いまだに負け知らずだ。23年前期まで1年半S級に在籍した宮下。今年の前半戦は7度の決勝進出を果たしたが、5月の西武園以降、今期は1度も決勝進出がない。
「今期はずっと良くなくて…。気持ち的な部分もあると思うんですけどね。結果が出なくて気持ちも沈んでいってしまって。久しぶりの33だったけど最後まで踏めた。脚を使わずに出られたのが良かったかな」
予選スタートでも取りこぼすことがあったがここへ来て2節連続で予選1着。流れは確実に好転している。
「2節前の弥彦が終わってから、今開催も一緒の平川(雅晃)さんたちと練習に行って、それがキツくてキツくて…。楽に乗るフォームを探して乗り方をちょっと変えてみたら思った以上に楽だったんです。それで立川も勝てたし、今回も。それまでは出し切ろう、出し切ろうっていう思いが強くて踏んでばかりだった。フレームもセッティングも替えていないので一番は意識ですかね。楽に楽にって思ったらいつもと違う感じで踏めている」
苦しんでいた時期からは完全に脱したとみていいだろう。再びS級を目指しての歩みが始まっている。(netkeirin特派員)