2024/09/17(火) 19:15 0 2
同期で地元戦の今村麟太郎を背にして臨んだ川口雄太。結果的には川口が2着で今村が3着。今村が「実はS級で準決勝進出は初めて。雄太のおかげです。嬉しい」と喜んでいたが川口には笑顔が一切、見られなかった。
「内容は0点、って書いておいてください。もっとこれからの事を考えて走らないと」
厳しい表情で振り返った。叩きに行ったところを突っ張られて中団に入り、別線が踏み合って内に包まれた。その後も前の波もあって、なかなか仕掛けられなかった。結果は悪くなかったが、内容を考えると…、というのがひしひしと伝わってきた。
「地元の選手に指名してもらっていたのに…。麟太郎さんが喜んでいてくれたのは嬉しいんですけどね。突っ張られる雰囲気もあったけど、その後の走りは自分なりの課題でもある。今回はフレームを違うメーカーのものにして、セッティングも大幅に替えた。次の地元戦でなんとかいい形で臨みたい。重めで硬いフレーム。準決勝の方が流れてくれるはずだから、感触的にはもう少し良くなると思います」
最後は必死に前を向いた。さらなる向上を狙って試行錯誤をしていた事も自力を出したかった要因だろう。準決勝は初日の悔しさを晴らす自力勝負に期待したい。(netkeirin特派員)