2024/09/12(木) 19:45 0 3
宇都宮競輪場にくるのはいつ振りだろう?? 10年以上前に1度だけ中継のキャスターを担当した記憶があり、めちゃくちゃ遠いイメージを持っていたが、なんと都内から新幹線を使えば1時間半。
そして今回、初めて気づきましたが“八幡山公園”内にあり、山や市街を一望できる宇都宮タワーを始め、ゴーカート乗り場や動物広場、アドベンチャー(アスレチック?)施設などがあり、自然の豊かさを堪能することが出来る素敵な立地だったんですね!
これなら、子供連れやカップル、お一人様でも競輪場と合わせて楽しむことが出来そうだし、なんと言っても今回は9月13〜15日の3日間“栃木のグルメフェスティバル”も開催されたり、毎日先着500名様に来場者プレゼントで「餃子引換券」も配られるとのことで連日、にぎわうこと間違いなしですね!
そして今回、改めてその実績に驚いたのは地元のレジェント神山雄一郎選手(栃木・56歳)!なんと特別競輪優勝回数は25回(内17回がGI/8回がGII)! GIIIは99回優勝があり、通算907勝と衝撃的!! 主催者推薦に選ばれるのも納得!!
神山選手は「推薦枠を貰えてびっくりしたが2年振りのビッグレースになる。立川の山口健治杯を走りたかったが、走ってしまうと中3日になってしまい、万全の状態に備えられないと思って申し訳ないが欠場させて貰った。あくまで自分の中でだが、しっかりと整えて入ってきた。勝つ目標ではなく集団でゴールしたいし、最後はしっかり踏み切りたい。自分なりに手ごたえを感じて戦いたい」と話をしていました。
地元からはS級S班の眞杉匠選手を始め、坂井洋選手や神山拓弥選手、金子幸央選手の5人が参戦します。関東勢の層も厚く、初日から自動番組で悩ましいメンバー構成のレースも多々ある中、しっかりと3車のラインが出来、近況、調子を上げてきている佐々木選手が先頭を走るのも頼もしい!
平塚オールスターの初日に逃げて1着を獲り、共同インタビューでは「成田さんにホームでは全力で仕掛けるイメージで走ってみたら? とアドバイスを貰った」と言い、そこから更に積極性が増し1着を量産していて、これだけすぐに結果につながるとモチベーションも上がりそう。
自動番組ということもあり、細かく分かれて別線はあっても2車までで、福永選手や北津留選手は単騎になっただけに、かなり優位にレースを進めることが出来そう。しかもオール予選なので6着でも3名までは二次予選に勝ち上がれると思うと、更に戦法の幅や気持ちのゆとりにもつながってきそうで大注目!
他にも自動番組によって細かく分かれるレースや単騎になる選手などもいる中、今回もやはり初日からサプライズ連携が誕生した。まず1Rの平原選手。関東は中田健太選手と2人だが…
「根本的な競輪のレベルが上がりすぎている。当所はVがない競輪場で、直前は同じ500バンクの大宮で練習していた。中田選手と話して野口選手に初めて付ける形に。先行を貫いている凄い選手でリスペクトしている」と話していたが、番組的に別線は島川将貴選手や単騎の井上昌己選手、自在の南修二選手なので、東で3車結束となると野口裕史選手の徹底先行も活きてきそうで、オープニングレースから500バンクで豪快な逃げが拝めるかもしれない!
そして11Rの荒井崇博選手は「向日町記念の準決勝はコース取りを間違えた。調子は前回と一緒くらい…だったらいいなぁ。乗車拒否されなければ眞杉選手につけたい」と話した。
それを受けた眞杉選手は「あ、あれ、本当だったんですか!?(笑)。冗談かと思っていましたが、さっきすれ違った時にそんなようなことは言っていて…ついてくれるなら…あ、はい、頑張ります!」とまだ半信半疑のような、状況をちゃんと読み込めていないような受け答えで逆に記者さんたちに聞き返す場面も見られ、サプライズスマイルも飛び出ていました。
眞杉選手は「セッティングをいじってよくなった。リフレッシュもしっかりできたし、地元GIIですが楽しんで走りたいと思います」と近況や意気込みも語っていました。対戦相手は佐々木真也選手に中井俊亮選手、後は単騎の浅井康太選手に伊藤旭選手と積極性や戦法の幅、力量的にも抜けているだけに人気も集まりそうで場内も熱気と観戦に溢れそう。ぜひ普段、見ることができない貴重な連携を初日から見逃さずにご覧下さい!