2024/09/06(金) 21:45 0 0
6月の豊橋で落車し、右腰の打撲と肩鎖関節を脱臼し長期欠場となった。骨が折れなかったのは幸いで約2か月の期間を経て今節、復帰した。
同県の後輩、野崎翼をマークした初日は出足に口が空くなど危ないシーンもあったが、2角で付け直すとあとはリズムを取り戻し、直線をスルリと抜けだして復帰戦を白星で飾った。
「久しぶりの追走だったし焦りましたね。自分の間合いで踏んだら口が空いたり、閉じたりと。緊張しましたけど何とか」と1走目にして実戦感覚を思い出したようだ。
本来ならもっと早く復帰できたが、これまでの経験を糧として慎重に慎重を重ねた。「これまで何回も長欠してきたけど、慌てて復帰してもいいことがほとんどなかった。本来なら(前回の)西武園も走れたけど、ミッドナイトは生活リズムの崩れを2、3日引きずるので復帰戦にはきついなと思ったんです」
当地に照準をしぼって正解だった。前期は90点強の点数を持っており、本来なら特選シードに名を連ねる実力者だ。準決3Rは山田雅之に任されラインの先頭で戦うことになったが、どちらかといえば普段の持ち場。力強いタテ脚を発動し、完全復活へ向けて大きな一歩を踏み出す。(netkeirin特派員)