盟友の松浦悠士に全てを任せ、松浦の男気溢れる巻き返しにピタリ。それでもキツイと見ると自ら踏み上げて直線を突き抜けた。「初手の位置取りを含めてすべて作戦通り。正直、深谷さんのスピードが良かったし松浦さんが叩きにいくとは思わなかった。行ったのですごいな〜ってついて行きました。何とかボクは1着だけどこのメンバーなら展開どうあれうれしいですよ。ま〜ね、一億円でしたっけね、これ? ん? まあ〜こんな冗談はさておき(笑)」

　強烈なスピード合戦で、スター選手たちとの攻防を制したせいか、目を充血させながら声が弾みジョークも冴えた。競走含めコメントでもファンの心をくぎ付けにさせて、サービス精神もすばらしい。業界の広告塔の役目も務めるSS班として、こんなに適した選手はいないだろう。(netkeirin特派員)