2021/07/26(月) 09:00 0 0
7月27日から前橋競輪場で「WINTICKET杯」がミッドナイトで行われる。A級レース出場の注目選手や見どころを競輪記者・町田洋一氏に伺った。
静岡支部の選手会の支部長の丸山啓一。最後の最後で失格してA級に落ちてしまったが、脚落ちではない。確かに公務も忙しいが、千葉の中村浩士と言う、良いお手本がいる。一番良い時は、捲り屋だったし、A級なら自力も覚悟したい。今節は静岡同士の徹底先行、齋木翔多との連係が基本になる。
S級でも、そこそこ勝負になりドーム強い小原唯志も侮れない。ガツガツした走りではないが、自然とA級なら脚が許さない。埼玉勢は徹底先行の尾崎悠生に、動ける山田義彦が番手でアシストする。もちろん、この3番手は美味しい位置である。山田も大病を克服してタテ脚が戻っている。病気さえしなければ、S級上位で活躍していたのは間違いないだろう。タイトルホルダーになった宿口陽一より、ずっと強い時代が続いていた。
中部ラインは、売り出し中の下岡将也に同県の伊藤世哉や西村豊がマーク。この三重トリオも怖い存在。近畿ラインはS級下がりの大利航平が欠場になり、追加で入った渡辺航平は痛い。地元の1班は甲斐康昭が特選シードで、近況伸びている。初日特選は小原と山田の3人で折り合いが注目される。準決に関しては山田か小原の番手だろう。2班からは櫻井紀幸と土屋宏が参戦する。