2021/07/25(日) 19:45 0 3
2着に入った藤井侑吾、レースを振り返る
藤井は「走る度に仕掛けのタイミングは良くなってきていると思う。でも、まさか記念の準決を勝ち上がれるとは思っていなかった。しかも地元の宮越さんと決まったのは嬉しい。もう今年の運を全部使い果たしたかな(苦笑)」と最後は冗談を飛ばす余裕も見せながら喜びを語ってくれた。
宮越孝治もベタ褒め!
S級昇進2場所目、しかも連日先行した上での初記念開催の優出。マークしていた宮越孝治も「S級に上がりたての頃の深谷知広と連係した事もあるけど、付いていて藤井君は深谷と遜色なかったね。これからの中部を背負っていく大型先行屋ですよ」とベタ褒め。
決勝12Rのメンバーが発表されると、藤井・竹内雄作・宮越孝治と中部3人が集合。
藤井:「先頭で頑張らせてください」。
宮越:「俺は黙って3番手」。
竹内:「藤井が頑張ると言ってくれたし、孝治さんもそう言ってくれるなら藤井の番手。ただ藤井も自分の駆けたいように駆けてくれればいいからさ」。
藤井:「長い競輪人生がまだあるので、しっかりラインから誰かしらが優勝できるように走ります」。
…とお互いに意志の確認を行っていた。
改めて決意を語る藤井侑吾
1人になった藤井に改めて聞くと「師匠(水谷良和)ももちろん見ていてくれるし、記念の決勝で周りも見てくれているはず。中途半端な競走はできないし、とにかく今の自分の力をしっかり出し切るだけですね」と普段は笑顔が素敵なナイスガイだが、この時ばかりは真剣な面持ちできっぱり。(アオケイ・渡辺記者)