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【PIST6】復帰戦の伊藤信は今年もマスターズ参戦「走りながら少しでも戻していければ」

2024/07/28(日) 22:15 0 8

千葉の「TIPSTAR DOME CHIBA」で「PIST6 Championship」の「7月第4戦」が29日から開幕する。初日の1R 一次予選Aに出走する伊藤信に話を聞いた。

「時間はないけど、走りながら少しでも戻していければ」と話した伊藤信

 6月の函館GIIIの初日に落車。鎖骨骨折、肋骨骨折、右手の小指骨折に加え、指全体に擦過傷だった。中49日の欠場期間を経て今開催が復帰戦となるが、「人差し指の腱は大丈夫だったけど、骨が見えるくらいだった。2週間前に傷が塞がったくらいなので、皮膚が突っ張って握りが甘い。すぐに筋肉が落ちるので、早い段階から軽めにローラーに乗ったりしていた。強度の高い練習もできるようになったので、脚は大丈夫」と話した。

 先日の開催で市本隆司が3度目のマスターズ参戦(今年はフランス・ルーベで開催)を口にしたのだが、伊藤にも話を振ると「今年も出るつもりですよ」と即答。元選手の案浦攻の3人で出場するらしく、3人のLINEグループもできているそうだ。

「去年、節目だしと思って40歳を最後に岩井商会を抜けたんです。年齢制限はないけど、これからどんどん若いのが出てくるし、循環させないとと思ってね(笑)。今はどこにも所属していないんだけど、PIST6で出てみない? と声を掛けてもらって、今ジャージを作っているところなんです」と教えてくれた。

 と嬉しい話もあったが、大会は10月と時間はそんなにない。伊藤は「スプリントは握れないとキツいんやけどな」と苦笑いを浮かべながらも「時間はないけど、走りながら少しでも戻していければ。世界戦も250だからここ(PIST6)を少しでも多く走れたらいいんだけどね」と話した。

 まずは復帰戦。タイムトライアルは10秒525と物足りないが、「いいところも悪いところも見つかった。走っていくうちに戻ってくるはず」とまずはここからと気合を入れた。

 今シリーズは河端朋之山田義彦の常連メンバーに加え、新鋭の黒瀬浩太郎などかなり濃いメンツが揃った。予選からどこも激戦となりそうだが、まずは復帰初戦で良いスタートを切りたい。(アオケイ・宮本記者)


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