2024/06/28(金) 22:00 0 0
続々と123期がPIST6デビューを果たしているが、今回は堀川敬太郎が参戦。初めてでバタバタと忙しそうに検車場を動き回っている堀川の姿が見受けられたが、PIST6常連でもある山田義彦が記者に教えてくれた。「今回、初参加の堀川君とは久留米で一緒に練習しているんですよ。なんならアマチュアでデビューする前からお世話をしていたので」とのこと。
かなり前だが、山田は持病の治療のこともあり、埼玉籍だが久留米を拠点としているのだ。アマチュア時代から知っているということもあり、初めてで右往左往している堀川を積極的に気に懸けていた。
堀川:山田さんは自分が選手になろうかなっていう時期から知っているんです。本当に(痩せてて)カリカリな時から知っていますもんね。(体を大きくするために)1日5食食べていた時期もありましたね。
山田:脚なんてこれ(ハンドル)くらいしかなかったもんね。
堀川:こんな細くはないですよ(苦笑)。山田さんの腕くらいはありましたよ。
と記者の前で冗談を交えながら話している様子も見受けられた。
堀川は「選手になれるか」という状態だったようだが、今ではデビューしてほぼ1年。9連勝特昇でA級2班へ昇班し、1・2班でも好成績を挙げるまでに成長。山田は「堀川君は地区的に敵ですからね(苦笑)。成長して嬉しいとは言えないけど(苦笑)、成長していく姿を見られるのは励みになりますね」と笑いながら話した。
タイムトライアルを終えた堀川は「初めてだったので難しかった。自転車のセッティングがまだまだなので、山田さんに見てもらっています。カーボンフレームですか? 練習では全く乗らないです。クロモリだけでギヤも競走ギヤの3.92しか使っていないので。まずは流れを見ながら仕掛けるタイミングを逃さないようにしたいです」と山田に自転車を見てもらいながら応えた。
初戦は断トツの優勝候補でもある32連勝中の河端朋之と一緒のレース。S級特昇を決めた滝本幸正や地元千葉のベテラン宮倉勇もおり、一筋縄ではいかないレースとなりそうだが、まずは良いスタートを切りたいところだ。(アオケイ・宮本記者)