2024/06/28(金) 16:00 0 3
連日の北川大成マークから、準決勝6Rで2着に突っ込んだ安部龍文が決勝進出。昨年2月の地元戦以来となる、約1年4か月ぶりのファイナル入りだ。
「もう連日、大成のおかげですね。まさか決勝に乗れるとは。前回から戻したフレームの感じがいい。さすが大塚健一郎さんです!」
ここで練習仲間であるビッグネームが飛び出した。
「しばらく新車を使っていたんですけど、なかなか進まなくて…。自転車なのか体なのか、自分には原因がわからなかったんですけど、練習で大塚さんが足合わせをしてくれて、"前の自転車の方がいいんじゃない"って言ってくれたんです。それで前回から以前のフレームに戻した。やっぱり進んでる感じがありますね。ありがたいです」
かつて特別競輪の常連だった先輩からの的確なアドバイスが好結果に繋がった。着ていたウエアは大塚の400勝達成記念で作られたもの。「すごいですよね。僕なんかまだ150勝もしてない(149勝)ですよ!」と、トレードマークであるとびっきりの笑顔を見せた。
「今回は兄弟子の梶原(恵介)さんもいるので気持ちが入ってました!」
その梶原が見守る前で記者陣からの写真撮影に応じた。来月の40歳の誕生日を前に、久々の決勝進出でいつも以上の笑顔だった気がする。(netkeirin特派員)