以前、「自力は自分に向いていないし追い込みに変わりたい」と宣言していた松田直也は、戦法チェンジをアピールするべく「外から競りに行ったり、位置にこだわったり、いろいろやっていました」という。

　ところが直近の決まり手を見てみると、バック数15、逃げの決まり手は7と、立派な先行選手に逆戻りしてしまった。

「そうなんですよ(苦笑)。競りに行ったら、そのラインが別線に叩かれたりと、みるみる点数が落ちていった。着を取るためにタテに踏んでいたら、気づいたらこんな数字になっちゃいました(苦笑)」

　前回最終日には、逃げて格上の合志正臣の1着に貢献した。

「もう作戦会議の段階からビクビクしてました。直線では自分がフルもがきしている横をスーッと通過していきました。でも良かったです、怒られなかったので(笑)」

　初日は高比良豪と九州2人という番組。「前は別々でやった」ようだが、近況の数字と気持ちを聞いて高比良は松田マークを即決した。「任されたので自力で頑張ります」。やはりは自力がお似合いだ。(netkeirin特派員)