2021/01/21(木) 11:00 0 0
ここ前橋の開催指導員を務めたこともある人格者の高橋由記。みんなから愛される〝ザ・良い人〟は準決4Rで大本線の3番手を回った。「3番手のお手本の走りを見せるよ」と戦前は意気込んでいたが…。レースはラインの先頭だった水森湧太が最終ホーム過ぎまでフタをされて動けない絶望的な展開。前の2人は辛うじてワンツーだったが「俺にはムリ」と末着を防ぐのが精いっぱいだった。
切り替えるチャンスは何度もあった。あの展開で、しかも地元ならば切り替えても誰も文句は言わなかったはずだ。ただ〝良い人〟ゆえに優しさが仇となって勝ち上がりを逃してしまった。
「(切り替えは)もちろん考えたけど…。まだ(水森が)全く踏んでなかったし、3番手と言った以上は…ね。これだから新聞に『優しいお人好し』って書かれちゃう(苦笑)。こんなことしていたらいつまでも点数が上がらない。これからはシビアにいくよ!」とは言っていたが、人間そう簡単には変われない…。おそらく今後も、ライン思いの優しい運行を続けていくことだろう。