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【PIST6】真鍋智寛が初優勝「競輪もPIST6も相乗効果で」

2024/05/16(木) 08:15 0 1

千葉の「TIPSTAR DOME CHIBA」で「PIST6 Championship」の「5月第2戦」が14日から開催。初優勝を飾った真鍋智寛に話を聞いた。(アオケイ・八角記者)

初優勝した真鍋智寛

 10秒075のハロンベストを叩き出した真鍋。伊藤信らを押さえて堂々の一番時計に「今までで一番スピードに乗れていた。250バンクにも慣れてきた」と確かな手応え。それでも「レースは何が起こるか分からないので…」と控えめ。初参戦時に優勝を期待されたが無念の落車(再乗4位)、その苦い経験を糧に気を引き締めた。

 普段はほのぼのとした謙虚な好青年だが、レースになれば別人。スピードの違いを見せつけ、圧巻のレース運びを披露。

 決勝を前に真鍋は「今回はハロンでタイムが良かったし一番時計ってこともあって、自信を持って挑めている。先行して勝ちたいけど、コースや警戒されて一筋縄ではいかない。逃げ、カマシ捲りを使い分けて戦いたい」と意気込みを口にした。

 好メンバーが出揃い、真鍋が単勝1.4倍の1番人気に推された。

 最後方から神田龍三浦雄大が上昇すると、1コースの徳田匠は突っ張りを選択。2番手に付ける真鍋を神田がフタし、空いた3番手に三浦がすっぽり。真鍋は仕掛けるに仕掛けられず、徳田の先行でレースは進む。迎えた最終ホーム手前、外併走で力尽きた神田が後退すると、真鍋が満を持して発進。番手捲りを打ってゴール線を駆け抜けた。2着はマークの三浦、3着は逃げ粘った徳田。

2着の三浦雄大(左)と真鍋智寛(中央)と3着の徳田匠

 レース後「まさか匠さんが突っ張るとは。神田さんにフタされて焦ったけど、匠さんもカカっていたし最後はスピードに乗って番手から行けました。前回、4走すべて先行できたのが自信になった。競輪でも前回の玉野で、初めてS級の決勝に乗れた。ラインから優勝者が出たのも本当に嬉しくて、相乗効果で競輪もPIST6も良い流れになってきたと思う。今回は捲りでの優勝だったし、次は先行で優勝できるように頑張ります」と次なる目標を打ち立て、締め括った。

鹿屋体育大の先輩・3着の徳田匠(左)と真鍋智寛でパシャリ


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