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【五稜郭杯争奪戦】今節のレース展望!

2024/05/14(火) 19:30 0 22

函館競輪のナイター「五稜郭杯争奪戦(GIII)」は16日、初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)

 今節のS班のメンバーは古性優作を筆頭に眞杉匠新山響平山口拳矢佐藤慎太郎と欠場者が不在で、フル参戦。日本選手権が終わり、中9日で疲れも抜けて選手にとり良い日程だ。

 まず、初日特選の想定メンバーから。地元地区の北日本はシンプルに新山響平佐藤慎太郎守澤太志。この3人の連係は、お馴染みで、ビッグレースでの連係実績も悪くない。

松井宏佑

 神奈川コンビは松井宏佑郡司浩平。近畿は古性優作の自在戦に東口善朋眞杉匠山口拳矢は、それぞれ単騎だろう。逃げに重きを置くのは松井宏佑郡司浩平も初日から番手捲りとはいかない。新山響平も後ろが信頼のおけるマーカー2人だし、構える走りはやらない。必然的に古性優作に良い流れとなり、東口善朋とのワンツーが1番人気。

山口拳矢

 山口拳矢もダービーの決勝に乗り上向きだし、眞杉匠は単騎のレースを大得意にしている。

新山響平

 この大会に相性が良いのは新山響平で開設66周年と69周年で2度のV。やはり地元地区で責任感を持ち走っている。ちなみに昨年の覇者は嘉永泰斗だった。

古性優作

 近況の成績だが、やはり古性優作が一番安定している。今年に入り、GI、GIIを含めて決勝進出に失敗したのは、1月開催のいわき平記念だけ。優勝は和歌山記念と松山記念だけだが、すでに賞金も7661万円あり、グランプリは当確。ただ、高いレベルを常に求めている選手だし、GI総取りでなければ納得はしないだろう。それが、新たな環境を求めて、ナショナルチームとの練習に繋がった。

郡司浩平

 郡司浩平は、全日本選抜を制して、早々と赤パンに復帰。番手を回った時の技量だけが問題で、何れ、それもクリアするだろう。今年のグランプリで北井佑季深谷知広郡司浩平で連係する確率は高い。

眞杉匠

 眞杉匠は関東の若きリーダーだが、今節は佐藤慎太郎守澤太志の馬になりそう。ダービーは決勝進出を阻まれたが、内容自体は悪くなかった。

佐藤慎太郎

 佐藤慎太郎は、ダービーが今年一番の勝負駆けだったが、気落ちはないだろう。明るくS班維持を目指す。守澤太志は二か月ぶりの実戦だったが、ダービーは不振。どこまで戻しているかがカギだ。

小林泰正

 予選ではダービーで優出した小林泰正、徹底先行の町田太我、仕事人の小倉竜二、GI覇者の三谷竜生、自在型の和田真久留、名前ある山田久徳など、今回はメンバーが濃い。

町田太我

 競走得点が110点あっても予選スタートの選手もおり、全国から良い選手が集まった。

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