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【大楠賞争奪戦】“怪物”の強さを真後ろで体感した志田龍星

2024/05/13(月) 21:15 0 11

武雄競輪「開設74周年記念・能登支援・万協大楠賞争奪戦(GIII)」が13日に3日目を終えた。準決勝11Rを走った志田龍星に話を聞いた。

「出し切って終われるようにしたいですね」と話す志田龍星

 準決勝11Rは先行態勢に入った志田龍星に、S級S班の深谷知広が猛然と襲いかかった。志田後位の浅井康太が深谷マークの神山拓弥をドカして志田は深谷後位に収まった。しかし、深谷が捲らせない、差させない走りで押し切った。志田は4分の1車輪差まで迫ったが2着でゴールした。

「弱いなぁ。バックで行ければ良かったんだけど、ちょっと迷っちゃいました。余裕はあったけど、詰まったりして一人で慌ててしまった。決勝に乗れたのは浅井さんのおかげで展開が向いてくれただけ。状態ですか? うーん。ほんと展開が向いただけ。ただただ弱かったです」

 自力選手としては結果だけでなく内容面でも深谷に完敗。いつも以上にトーンが低かった。

「深谷さんとは初めてで、テレビの中の深谷さんしか知らなかったので。背中が大きかったですね。出て行かなくちゃとかいろいろと考えて焦ってバタバタしちゃった。決勝は(力を)出し切って終われるようにしたいですね」

 二次予選後に神山拓弥が「やっぱり怪物」と表現した深谷との力差をまざまざと見せつけられ、決勝進出の喜びよりも悔しさの方がはるかに上回る表情を見せた。決勝でリベンジを狙ったが、深谷は根田空史の番手回りに。深谷との直接対決ではなくなったが、力を出し切って少しでも悔しさを晴らしたいところだ。(netkeirin特派員)

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