稲毛知也が準決勝4Rを制して連勝。野上竜太の抵抗はあったが力でねじ伏せた。

「突っ張ろうと思ったけど、野上さんの勢いが良くて…。その後は慌てず落ち着いて走れた。風も気にならなかったし、感触もいつも通りですね」

　レース後も冷静に振り返った。これで2節連続の完全Vに王手。来月末にはレインボーカップ・チャレンジファイナルの出走が決まっており、7月からは2班に昇班するが「その前に特別昇班したい」と9連勝での特班も見据えている。

「この前失敗しちゃったので(勝てば特班だった3月福井決勝で3着に敗れ)今度はチャンスがあれば決めたい。次が地元地区の奈良。今回を完全優勝してつなげたい。でも狙いに行くようなことはせずに、いつも通りの走りをして結果が付いてくれば」

　気負いは感じられない。決勝は同期の田中会心、児玉虎之介との三分戦。普段通りの攻めで力を出し切れば、自ずと好結果が付いてくるはずだ。(netkeirin特派員)