2021/07/03(土) 11:00 1 1
予選は正攻法の位置を選択。赤板で勝俣亮が押さえて先頭に立ち、地元の長沼謙太も斬りに来ると車を下げて打鐘は6番手。勝俣亮が徐々にペースを上げて最終ホームではスピードに乗った。4番手の長沼謙太は1センターから先に動いたが、捲りではなく内に入って森川剛をドカした。その動きに反応して2角からまくり上げ、一気に飲み込んで白星を挙げた。
「もっと早く行こうと思っていたんだけど、いいペースだったので。長沼さんの動きに吸い込まれるように仕掛けて行きました。しっかり反応ができましたよ。」と振り返る。「風もなく走りやすかったし、バンクも軽く感じた。上がりだって11秒4ですよ。自分の調子はいいと思います」と笑顔もこぼれる。
準決は一番の激戦区。並びは伊藤奎-保科千春、太田龍希-矢島一弥、増田利明-平田徹、原岡泰志郎となって2対2対2対1のコマ切れ戦。
「最近は準決が壁みたいになっているんですが、失敗しているのは組み立てが上手くいっていないから。脚の方は問題ないんですよね。太田君とは今回が初めての対戦。保科さんに任されたし、自分の力を出し切るレースで」と話してくれた。同地区で同型の先輩に任されて、相手は売出し中の太田龍希だ。半端なレースはできないはず。(アオケイ・忍足記者)