2024/03/30(土) 18:50 0 14
武雄競輪「大阪・関西万博協賛競輪(GIII)」は30日、3日目を終えた。最終日31日の決勝戦に挑む山田庸平に話を聞いた。
準決12Rは前を任せた松岡辰泰が他派の抵抗に手を焼きなかなか車が進まない。そんな絶体絶命のピンチを迎えたが、大外をぐるりと回して何とか3着をゲット。薄氷を踏む思いで決勝進出を果たした。
「2日目よりは余裕があったし感覚はいいかも。ただ、いつも4角を回ると踏めている感覚があるけど、今回はそこまで踏めていない。久々の9車立てってこともあるしレースでの脚力や勘がまだよくない」と違和感を口にしたが、決勝に乗らなければ話にならない。まずは地元のエースとしての面目を保った。
決勝は山口敦也に任され先頭で戦う。本調子では無いことを自覚しているが、ここは大事な地元戦とあって、気持ちを込めて全身全霊で立ち向かう。「メンバーも強敵だし自分で動いて感覚をつかみたい。走らないと(脚力は)戻らないと思うので。それにダービーを見据えた走りができれば。優勝? うーん。スキあらば、ですね」と最後まで慎重な姿勢を崩さなかったが、目的意識は限りなく高かった。(netkeirin特派員)