初日特選は町田太我が別線に手も足も出させない走りで逃げ切った。マークした小倉竜二、3番手を回った阿竹智史も「めちゃめちゃ強かった」と舌を巻いたほど。当の町田本人は「雨だったし参考外だと思います」と飄々としていたが、山田庸平、浅井康太、菅田壱道を相手に、自慢の先行力をまざまざと見せつけた。1周半以上の先行になったが、ペースを掴んだ際の強さをあらためて実証した。

「カカリは悪くなかったと思う。押し切れているし、(状態も)引き続き悪くないのかな。修正箇所も特にないですね」

　雨、風が強まったが全く問題なかった。長い直線も、ペースを掴んだ町田の前では不利にはならないようだ。2日目以降も別線は“打倒・町田”に頭を悩ますだろう。それほどインパクト大の初日特選の走りだった。(netkeirin特派員)