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「裕友、ありがとう」盟友に感謝を伝えた松浦悠士、さらなる躍動を誓った“笑って泣いて”のグランプリ祝勝会

2024/04/02(火) 18:00 0 36

昨年12月30日に立川競輪KEIRINグランプリ2023」を制した松浦悠士の優勝祝勝会が3月29日、広島市内のホテルで開かれた。この日の祝勝会には広島市の松井一実市長や競輪関係者、友人らおよそ200名が出席し、松浦の悲願達成を盛大に祝福した。

KEIRINグランプリ2023祝勝会で喜びを分かち合った松浦悠士

 祝勝会はグランプリ優勝までの道のりを記録したスペシャルムービーの演出とともに王者・松浦悠士が登場し、日本競輪選手会の安田光義理事長のあいさつで開宴した。松井市長は「地元を大いに盛り上げ、広島に活力とにぎわいを生み出していただいたことに感謝」と祝辞を述べ、負傷欠場もあり、困難を極めた昨年シーズンの中での有終の美を讃えた。

 松浦は前走のウィナーズカップで落車した際に左手薬指と小指を骨折し途中欠場。この日もまだ指には包帯が巻かれ、固定された状態にあったが、祝福の言葉を明るい表情で受け取り、壇上では終始笑顔を見せていた。

鏡開きの様子、写真中央右は松井市長

 乾杯のち、歓談タイムには松浦とファンが交流を深め、写真撮影をしたり、談笑をしたり、和やかな時間の中で「おめでとう」の言葉が飛び交った。会の終盤には粋なサプライズ演出もあり、松浦は家族からの手作りメッセージボードを受け取り、目頭を熱くするシーンも。感動的な空気に包まれる中、松浦は周囲への感謝を述べた。

「僕は昔から、全然強くなくて。中四国の先輩方に助けていただいてこの場にいますし、後輩たちの助けがあってここに立てています。特に裕友、ありがとう。(声が詰まり)本当に、ちょっと涙もろくてすみません(笑)。これからもこのような会が開けるように頑張りますので、助け合い支え合い、応援をよろしくお願いします」

 スピーチを受け、松浦、清水への拍手が鳴り止まぬ中、日本競輪選手会中国地区本部の内藤敦本部長が出席者に感謝を述べたのち、次の言葉で宴を締めくくった。

「松浦君、優勝おめでとう。松浦君は見ての通り涙もろいですが、それだけ情に厚く、周囲の気持ちに気づくことのできる選手ということです。体的には決して恵まれているわけではない。そんな中で勇気を持って走っているように見えます」

 また内藤本部長は最後、中国地区の繁栄祈願と松浦含む同地区の選手たちへ激励の言葉を贈り、地区は見事に一致団結。出席者の拍手とともに素晴らしい宴はお開きとなった。

会場入り口に置かれたグランプリ発走前の写真パネル

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