2024/03/21(木) 20:15 0 17
前受けは橋本優己ー山田諒の岐阜コンビで、犬伏湧也ー松浦悠士ー松岡貴久は前中団からのスタート。赤板で橋本瑠偉ー小林泰正の関東勢が押さえると、空いた内を犬伏が踏み、松浦ー松岡は迂回して再度連結。すかさず打鐘を目がけて橋本瑠偉がカマしに出るも、小林は遅れて犬伏ラインがはまり、その後位に追い上げた小林が入る。最終バックで犬伏が番手捲りを打つが、3角から捲り上げた深谷知広が大外を乗り越えて1着。
レース後、2着の松浦は「犬伏君とは前受けから全引きのカマシはなし、と。僕が取れた位置から上手く走ってくれとお願い。(赤板過ぎで)内から行ったのは想定外だったけど、迂回してドッキングできたので。1人で来た橋本瑠偉君はカカリが良くて、後ろからは誰も来られないなと。ただ、真後ろに小林君がいたのは分からなくて、内に入って来るのにも気が付くのが遅かった。その辺りの精度を上げないと、勝ち上がりは厳しいので修正したい」とふり返った。
また、3着に残った犬伏は「前中団からにはなったけど、とにかく先頭には立とうと。カマシが来ても1車か2車だし、しっかり前に出てから組み立てようと思った。(赤板過ぎに内へ行った場面は)空いたので行けるかなと。松浦さんとの連係を乱して申し訳なかったけど、再度、連結できて良かった。橋本瑠偉さんが来て1車だけだと分かって、あとは落ち着いて被せられないようにだけ意識。バックでは勝手に詰まっていって外に持ち出したけど、向かい風でしんどかった」と汗を拭った。
共に2日目の毘沙門天賞へと駒を進め、準決勝のシード権をゲット。しかし、中四国勢は清水裕友、佐々木豪も勝ち上がったため、中国は清水ー松浦、四国は犬伏ー佐々木となり、別線となった。犬伏と松浦にとっては『今日の友は明日の敵』。これが競輪の面白さでもあるし、豪華メンバーによる熱い戦いに期待したい。(アオケイ・八角記者)