2024/03/03(日) 21:00 0 5
予選から決勝までオール逃げ切り。特に、二次予選では上がり『10秒350』の圧巻のスピードでぶっちぎり。これぞ、根田空史の真骨頂。シリーズを通じて、圧巻の走りを披露して完全優勝を飾った。
「復帰して2節は準決3着、決勝2位だったので、やっと優勝できて嬉しい」と昨年1月末のフォースクォーター ・ファイナルラウンド以来、約1年ぶりの優勝を喜ぶと、「藤井君が自分よりも後ろかよりは、前で良かった。彼の動きを見ながらレースを運べるので。藤井君が先に動いて突っ張るのかどうかってところで、そこだけは負けないようにと。出切ってから流して、最後の1周は全開で踏んだ」とふり返った。
優勝の要因を根田はこう語る。
「最近は競走が詰まっていて、練習が確保できず脚落ちを感じていた。次走の伊東(GIII)まで少し空くので、今回のPIST6を無視して練習を追い込んでやってきた。その練習の成果が着実に出ていると思う。前回、前々回のPIST6は心肺機能がキツかったので」
そして、PIST6についても「以前に比べると、選手もレースのレベルも全体的に上がっている印象」と話した。終わってみれば、根田、2位の根本哲吏、3位の稲毛健太とS級1班の3人で表彰台独占。今後、更にビッグネームがエントリーに名を連ねるか。
次走は3月14日から開催される伊東(GIII・万博協賛)に出走予定。根田は南関屈指の先行屋、今後もグレード戦線での活躍に期待したい。(アオケイ・八角記者)