初日は比較的堅い決着が多かったが、2日目は一転波乱の連続。中でも3連単33万オーバーの特大万車券で穴党を喜ばせたのは小林大介。立川記念での落車骨折の影響で近況は大きい着が目立っていたが、今シリーズは連日いい伸びを見せている。

「前が庸(鈴木庸之)だったし言うことなく全部任せていましたが、思った以上に動いてくれた。踏み合う展開が多いので正直FI戦よりも楽で余裕もありました」と会心の1着に笑顔が止まらない。

「最近の練習では戻って来ている感覚もあるし、小林泰正と一緒に練習したときも『悪くないですよ』と言って貰えた(笑)。二次予選に関してはコースを見つける余裕もあった。この1着は自信になります」と好調をアピール。

　近況はケガに悩まされている小林だが、今より10点ほど競走得点が高かった時からなかなか景気のいい言葉は出なかった。その小林からポジティブ発言が飛び出したのだから相当戻って来ている証拠。相手激化の準決勝でも狙いたくなるデキだ。(アオケイ・松野記者)