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【中野カップレース】久留米市競輪事業課「安定収益で未来の姿をみんなで描く」

2021/06/27(日) 18:00 0 1

久留米競輪中野カップレース(GIII)」は27日、2日目を終了した。久留米市商工観光労働部競輪事業課・山中和哉課長補佐と田中主任主事に話を聞いた。

 ここまで久留米競輪久留米市への財政に大きく貢献をしている。

 「昨年度の市への繰入金は1億8千万円、開設からの72年間で約383億円。競輪事業が久留米市民のためになっていることを発信していきたいと思っています。これからも競輪で収益をきちんと上げて、公共の福祉に役立てていることを認知してもらえるように取り組んでいきたいと思います」と説明してくれた。さらに山中課長補佐は「コロナ禍で大変な情勢の中で、しっかりと市への繰入をできたのはネットでの売上が大きいです。今後、ミッドナイト競輪の本場開催などさらなる収益向上を狙っていきたいと思ってます」と続けた。

競輪事業課山中和哉課長補佐

 また、競輪場の活性化には地元選手の活躍や認知度向上が不可欠ということで、「地元ガールズケイリンの児玉碧衣選手や大久保花梨選手に、地域のラジオ番組に出演してもらって競輪の情報発信をしています。ほかにも民間企業・久留米大学医学部・久留米市による、『新しい機材を活用したトレーニング方法の開発』や『選手の呼気の分析によるパフォーマンス向上』などの産学官連携による研究事業によって地元選手の能力向上を図っています」と田中主任主事は続けた。

 昨年は、今後の久留米競輪の収益を向上させるための施策をまとめた基本構想を策定した。この構想は、久留米市出身で世界選手権個人スプリント10連覇を達成した元競輪選手・中野 浩一さんらの有識者による検討委員会の意見を基としている。 田中主任主事は「基本構想は我々行政だけでなく、中野さんや現役競輪選手、競輪放送番組制作業者、民間ポータルサイト、JKAなどの競輪有識者からの意見をもとに策定しました。この構想を携え、老朽化が進む久留米競輪場の再整備を一刻も早く進めなければなりません。現在は、久留米競輪が安定的かつ継続的に収益を生み出すことができるような、持続可能な競輪場を構築できるように、検討を進めているところです」と語ってくれた。

競輪事業課田中真人主任主事

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