アプリ限定 2025/02/23(日) 20:35 0 1
豊橋競輪「読売新聞社杯全日本選抜競輪(GI)」はいよいよ24日に決勝戦を行う。発表された車番とコメントから、過去3年分のGI戦績と位置別データを分析した。
▶︎決勝の出走表
まずは過去3年のGI決勝成績を比較してみよう。
S班は古性優作、脇本雄太、眞杉匠の3名が決勝に駒を進めた。GI決勝は古性が14走6Vと圧倒的な成績で、脇本が9走3Vと近畿S班コンビは経験豊富だ。しかし近畿は大挙6名が決勝に勝ち上がり、この二人は別線で戦うこととなった。
過去3年のGI決勝成績
選手名 | 回数 | 勝率 | 2連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|---|
古性優作 | 14 | 42.9% | 50% | 64.3% |
吉田拓矢 | 3 | 0% | 0% | 0% |
深谷知広 | 1 | 0% | 0% | 0% |
南修二 | 4 | 0% | 0% | 0% |
眞杉匠 | 4 | 50% | 50% | 50% |
村田雅一 | 0 | 0% | 0% | 0% |
寺崎浩平 | 3 | 0% | 0% | 0% |
三谷将太 | 0 | 0% | 0% | 0% |
脇本雄太 | 9 | 33.3% | 33.3% | 33.3% |
9名のうち、GI決勝で車券に絡んだことがあるのはS班の3名のみ。脇本は勝率と3連対率が同じで、「優勝か着外か」という両極端な成績になっている。
眞杉匠も4走2Vで勝率・3連対率ともに50%。出走回数が脇本より少ないぶん、率が高い。
寺崎浩平は4回目のGI決勝。24年は寛仁親王牌と競輪祭で決勝に乗っており、GI3大会連続の決勝進出だ。22年のオールスター競輪と24年競輪祭では番手の脇本が、24年寛仁親王牌では3番手の古性が優勝しており、過去3回ともラインから優勝者を出している。
次に23日に発表されたコメントをもとに、各選手の位置別成績を表にまとめた。
決勝の並びは、6車の近畿が別線で寺崎浩平-脇本雄太-三谷将太の3車と古性優作-南修二-村田雅一の3車。関東は眞杉匠-吉田拓矢で並び、南関東の深谷知広は単騎戦となった。
過去3年の位置別成績
選手名 | 位置 | 勝率 | 2連対率 | 3連対率 |
---|---|---|---|---|
古性優作 | 先頭 | 43.6% | 72.6% | 79.5% |
吉田拓矢 | 番手 | 51.5% | 69.7% | 72.7% |
深谷知広 | 単騎 | 30% | 40% | 40% |
南修二 | 番手 | 27.8% | 50.6% | 64.8% |
眞杉匠 | 先頭 | 33% | 52% | 63.3% |
村田雅一 | 3番手 以降 | 2.5% | 17.5% | 27.5% |
寺崎浩平 | 先頭 | 28.7% | 46.3% | 55.9% |
三谷将太 | 3番手 以降 | 6.2% | 21.9% | 46.9% |
脇本雄太 | 番手 | 65% | 70% | 70% |
位置別で勝率が高いのは番手戦の脇本雄太と吉田拓矢。「自力自在」とコメントした古性優作は、勝率こそ50%を切っているものの、2連対率と3連対率も含めライン先頭での成績が番手戦や単騎戦よりも良い。
眞杉匠と吉田拓矢の連係で記憶に新しいのは、24年7月のGII「サマーナイトフェスティバル」決勝のワンツー決着だ。対戦したのは脇本-古性、北井佑季-郡司浩平-松谷秀幸の3車、単騎の新田祐大と山口拳矢という錚々たるメンバーだった。この二人の破壊力にも注意したい。
そして豊橋が移籍前のホームバンクである深谷知広は単騎戦となった。
深谷は直近3年間で単騎戦が10回あり、1着が3回、2着が1回、着外が6回という成績だ。レース数は多くないが、印象的なのは23年の立川グランプリではないだろうか。好位から絶好のタイミングで仕掛け、あわや優勝かという2着だった。今回も真冬の大舞台で単騎戦、気になる存在であることは間違いない。
いかがだろうか? いよいよ24日、今年最初のグランプリ切符を手にする選手が決まる。競輪ファンの方はもちろんのこと、初心者の方もぜひ気になる選手から車券を買ってみてほしい。