プロレスとの二刀流アスリートだった川上真吾。次走は月末の川崎の斡旋が入ってはいるが、この松戸で引退を決意。

「今回は弟子(平川雅晃)もいたし、ここでやめようと決意しました。悔いもないし、まずは無事に走り切ることを第一に頑張りたい」と前検日に話していた。

　初日は鐘4角からカマシで快勝。割れんばかりの大歓声で場内を沸かした。勝負の準決勝は惜しくも4着で決勝進出は叶わず。

「精一杯、出し切るレースで終わりたいですね。心置きなくプロレス界に移籍できるように。これからはお客さんに戻って競輪を楽しみたい。まだ確定ではないが、(競輪の)お仕事ももらえそうなので」

　最終日は4レースに出走。ラストランは悔いのない熱い走りで締め括ってほしい。(アオケイ・松野記者)