「今回のライバルを決めるとすれば、んー、河端君かな(笑)。本当に強いですよね。今回は前日から千葉に入って、練習していたんですよ、それも河端君と一緒に。仕掛けるタイミングが分かっていても、彼の仕掛けには千切れました」と話してくれた。PIST6の常連でもある市本だが、少し困っていることがあるという。

「最近、若い子から凄く警戒されるんですよね。『あの人はいざとなれば捲る脚があるから、用心しないといけない』とか、変な噂が広がってしまって。(若い子を相手に)そんな簡単に捲れるわけないじゃないかと(笑)」。

　思った以上に警戒されている様子の市本だが、やはり警戒されるのも、タイムトライアルの時計をみれば仕方ない。10秒548で優勝候補の河端、根田、黒瀬の3人に次ぐ第4位だ。今回も年齢は関係ないと言わんばかりのハツラツとした走りで見せ場を作ってもらいたい。(アオケイ・真島記者)