2024/01/07(日) 14:30 0 6
大宮競輪場の「東日本発祥倉茂記念杯(GIII)」は7日、3日目を開催。6Rの選抜戦に出場した山下一輝に話を聞いた。
誰もが認める鋭いタテ脚を持ちながら、優しい性格が災いして? 目標と共倒れに終わることも多い山下一輝だが、この日はシビアに切り替えて直線一気。志田龍星らをのみ込んで白星をつかんだ。
「滝本(泰行)君が腹をくくって踏んでくれたおかげです。でも苦しい形になったので、ゴメンって思いながら前に踏ませてもらいました。(1着は)風が強かったから前が止まったんだと思います。二次予選はさすがに9番手で厳しかったけど、9番手じゃなければそれなりにやれそうですね(笑)」
勝ち上がっていれば準決勝で同県の清水裕友と連係できた可能性もあったが、「そこまでの実力はないということ。しょうがないです。(二予で任せた)薦田(将伍)君はいつも頑張ってレースを作ってくれるし、自分にできないことをやってくれるラインの仲間なので任せるのは当然。結果はダメだったけど全く悔いはないですよ」と清々しい表情で振り返った。
103点台まで点数を落としているが「着は悪いけど、前回くらいから雰囲気は良くなってきた。展開が向けば(上位に)届く感じはあります」と上昇ムード。しばらくはレース格を問わず常に狙ってみたい存在だ。(netkeirin特派員)