2023/12/24(日) 17:00 0 8
この時期は、悲喜こもごも。グランプリで1億円を狙う選手もいれば、代謝制度に引っ掛かり引退する選手もいる。宮原英司も、30年の選手生活も今シリーズでラストラン。
宮原英司は「この小さな体(身長166cm)だし、頑張ったと思いますよ。第2の人生も決まっていないし、少し、ゆっくりしたい。就職が決まってしまうと、怖くて走れないと思うので。まあS級には行ったけど、S1にはなれなかったし、マックスの競走得点は102点。一番の思い出ですか? 小倉ドームのこけら落としで、吉岡稔真さんと一緒に走った事。準決だったけど、前が競りの3番手。吉岡さんは一回も押さえず、5番手から10秒8で捲ったと思う。前の2人は落車で自分は6着だった」。
71期で一番強かったのは伊藤保文。小林裕司は立川ダービーの決勝3着があったが、この期でタイトルを獲った選手はいなかった。
「マエタク(前田拓也)も強かったけど、GIには届かなかった。コロナで死の淵を彷徨ったみたいだけど、元気に復帰して安心した。一人娘も消防士になったし、それで安心したかもね(笑顔)」
最後の引退レースがどんなメンバーになるか分からないが、近況の成績を見れば、十分勝つ脚はある。(町田洋一)