2023/12/17(日) 16:15 0 7
123期9人でのバトルになったレインボーカップ・チャレンジファイナルの9R。単騎が5人いる混戦レースを制したのは、6番車の斉藤樂だった。
「5番車が梶原(海斗)さんだったので、誰かに入られない限りは梶原さんの後ろにいて、あとは流れで考えようと思っていた。なかなか誰も動かない展開になったけど、梶原さんが仕掛けてくれて展開が向きました」
前受けの峯口司が腹をくくって先行態勢に入ったところに、7番手にいた梶原が豪快にカマして行った。斉藤はやや口が開きながらも梶原を追い、最終4コーナーでは絶好の展開。最後は力強く抜け出して1着でゴール線に飛び込んだ。
「梶原さんが強かったです。師匠の荻原尚人さんから"単騎で先には動くな"とアドバイスをもらっていて良かった。今回は単騎戦だったのでいつもとは違うレースになったけど、1、2班戦では自分が通用するまで自力勝負で頑張っていきたい。将来的には自在に何でも出来て、先行も追い込みも出来る師匠のような競輪選手になりたいです」
九州の競輪場で初出走。「九州に来たこと自体も初めて」の21歳が好結果を残し、「優勝賞金で両親に旅行をプレゼントしたい」とはにかんだ。孝行息子の1、2班戦での戦いも楽しみだ。(netkeirin特派員)