2023/11/28(火) 17:00 0 2
10月小田原GIIIの2日目、ゴール後に落車し途中欠場となった。11月玉野GIII(防府記念代替)を1本欠場して今回が復帰戦となる。
「モガくだけなら防府記念を走れたんですけど、右肩の打撲がきつくって。だってイン粘りができないじゃないですか。右側を使って粘れないと自分の場合は話にならないから(苦笑)」
確かに川口は小技を駆使した総力戦を標榜しており、商売道具の右肩が使えないのであっては魅力も半減するというもの。
「タテだけならマイナス10点の脚でしょう。無い脚でどうやってしのぐかってレースをしていますから、それはファンの方にも分かってもらえていると思います」と、生きる道を知っている。
だからと言って長い距離を踏めないわけでもない。必要があれば1周モガキぐらいは頭に入れている。
「練習では小倉(竜二)さんにバンバンまくられたり、堤(洋)さんのダッシュにちぎれたりしている。S級上位で戦う追込の先輩たちにそれだけの脚があるのだから、自分もモガける脚をもっと付けないと。それは意識しています」
イン粘りや飛び付きばかりでは戦法を読まれレースの幅が狭まる。そこに先行もあるのだと思わせられれば、相手の混乱を招き少しでも優位にレースを運ぶことができる。ワイドに運ぶ俊敏な立ち回りで混戦を突破する。(netkeirin特派員)