2025/08/11(月) 18:00 0 5
2025年8月11日 小倉競輪
第14回大阪・関西万博協賛競輪2025(G3)
第19回吉岡稔真カップ争奪戦(最終日)
8月8日より小倉競輪場にて開催の万博協賛「吉岡カップ」が本日、最終日を迎えた。競輪界に一時代を築いたレジェンドレーサー吉岡稔真氏の冠杯のG3開催とあって、地元福岡勢を中心に九州勢が奮起。決勝には林大悟、慶次郎の兄弟をはじめ、6名が勝ち上がった。また、初特選を制するなど復調気配の原田研太朗や嶋津拓弥、櫻井正孝も決勝に進出。九州は別線となったが、地元福岡と熊本の4車ラインに、櫻井が番手勝負で競りとなり、ますます目が離せない決勝となった。
注目の決勝は、林慶次郎が前受けから突っ張って主導権を握ると、林大悟が番手を死守。原田研太朗が捲りで迫ると、林大悟は前に踏み、地元ライン3番手を固めていた柳詰正宏が直線鋭く伸びて優勝のゴール。地元バンクで初のG3優勝を成し遂げて、同じく小倉で行われるG1競輪祭の出場権も獲得した。
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【最終日12R=S級決勝】
1/林大悟(S1・福岡109期)
2/嶋津拓弥(S1・神奈川103期)
3/原田研太朗(S1・徳島98期)
4/林慶次郎(S1・福岡111期)
5/小林弘和(S2・佐賀91期)
6/阪本和也(S1・長崎115期)
7/上野優太(S2・熊本113期)
8/柳詰正宏(S2・福岡87期)
9/櫻井正孝(S1・宮城100期)
【レース展開】
誘導以下、4林慶-(1林大・9櫻井)-8柳詰-7上野、3原田-2嶋津、6阪本-5小林で周回。まず阪本が上がっていくと、赤板で林慶は突っ張っり、阪本は6番手、原田が8番手になる。林大と櫻井の競りは続くが、打鐘過ぎ2センターで林大が番手をキープする。林慶が主導権を握る中、林大は車間を切っていく。最終2コーナー8番手から原田が捲りを打つと、林大は最終BS過ぎに前へ踏んでいく。大外から原田が強襲するが、林大の後位から柳詰が直線鋭く伸びて優勝ゴール。2着に原田、3着に上野が入線した。
【最終日12R=小倉競輪G3決勝】
2車単8-3 4,770円(16番人気)
3連単8-3-7 20,170円(58番人気)
決まり手:差し-捲り
優勝/柳詰正宏(S2・福岡97期)
今回戦績:一1・二2・準1・決1
次走出場予定:奈良F1(8月21日〜23日)
自分でも想像していなかったのでビックリ。フワフワして、夢を見ている感じです。特別ですね。こんなお客さんの中を走ったことも無かったし、走れるだけで幸せでした。慶次郎もあの作戦一本でしたし、自分も自分の仕事に集中できました。競輪人生の全部の運を使ってもいいと思って走ったので、全部の運を使ったかもしれないです。それくらい、この一戦に今までで一番集中できたし、この一戦に全部かけようという気持ちで走れました。
ちょっと最後は外を踏んだ時、自分も出なかったですが、気持ちだけで最後は持っていった感じ。踏み勝てたのは、地元のお客さんのおかげ。自分の脚も信じて踏んで良かったです。
(今開催は)1戦、1戦を緊張して勝ち上がりだけ考えて走りましたけど、決勝はリラックスして走れました。まさか自分が獲るとは思っていなかったですが、林兄弟が乗ってきてくれたのが大きかったし、皆で力を合わせて、自分が獲れたのは幸せですね。林兄弟の後ろは一番連携実績もあるので、安心感がありました。
前半は優勝をここでできて、後半戦は最初、体調を崩してどうなるかと思いましたが、またここで獲れたので、自分がやってきたことが間違っていなかったんだと思います。これからもG3で優勝したことで注目されると思うので、身を引き締めて頑張ります。
(P-NAVI編集部)