9〜10月にかけてイギリス、マンチェスターで行われた「マスターズトラック世界選手権」のタイムトライアル(40〜44歳)で優勝し、世界一の座に輝いた。年齢を重ねても限界知らず、伸びしろたっぷりの40歳だ。

「若い？ (競輪の)戦法的にはバック数も減ってはいますけどね(苦笑)。ただ、地区プロで１キロタイムトライアルに出たらこの年齢で自己ベストのタイム(1分3秒650)を更新しました」と、本人もまんざらでもなさそうだ。

　衰えるどころかまだまだ進化しており、充実した日々を送っている。「今度は全プロで2秒台を出して、来年の寛仁親王牌の特選シードを目指したい」とこの先の目標も気高いが、今の皿屋からすれば、そこまで遠い目標ではないのかも。

　初日特選12Rは当初、単騎かと思われたが佐藤愼太郎が番手に名乗りを挙げたことでラインができた。「単騎なら一発狙いと思っていたけど…。ラインができるなら自力でしっかり動きたい」とコメント。

　初日から皿屋らしい若さあふれるレースが見られるかもしれない。(netkeirin特派員)