閉じる

【PIST6】兄弟レーサー・梶原海斗「目標はGIの決勝で活躍」

2023/11/14(火) 12:30 0 3

千葉の「TIPSTAR DOME CHIBA」で「PIST6 Championship」の「サードクォーター・ラウンド25」が14日に最終日を迎える。準決勝C(6R)に出走する梶原海斗に話を聞いた。

「S級の格上の選手と一緒に走れるのは勉強になる」と話す梶原海斗

 梶原は8月以来2度目の参戦。前検日に初出場の前回をふり返り「昔から250バンクが苦手なのもあって走りづらかった。中央大の自転車競技部で、種目はスプリントとケイリン。短距離出身なんですけど、250バンクは全然慣れない(苦笑い)。ここでは戦法はこだわらず勝てる走りを。まずは初勝利を狙いたい」と自然体。

 一次予選は格上・小原太樹と激突。梶原は1コース前受けスタート。常次勇人が押さえると、残り2周、すかさず小原が一気に叩いて先行態勢。梶原は最終ホーム4番手から捲り上げるも、小原を追走した田中が壁となって3着。

「捲り切れるかなと思ったけど、小原さんの力が違いすぎた。だけど、こうやってS級の格上の選手と一緒に走れるのは勉強になる」と話した。

 二次予選は3コーススタート。後方から押さえた小林史也が逃げる展開。梶原は最終ホーム5番手から反撃、出脚も良くスルスルと捲り上げて初勝利をゲットした。

「本当は1周半でカマシに行きたかったけど、内に詰まりかけてしまって。そこからは冷静に自分のタイミングで行けました。(初勝利の)目標達成です」とニッコリ。

 梶原は2つ上の兄・梶原大地(119期)とともに、九州の若手ホープとして期待を集める。中学まではバレーボール部に所属するも、自転車競技で活躍する兄の姿を見て、高校から自転車競技を始めたという。

「高校卒業後に養成所を受験するつもりだったけど、肩甲骨骨折や足首の手術などもあって受験を見送った。でも、大学に進学して得るものも多かったですね」と今年5月、晴れてデビューを迎えた。

「目標はGIの決勝に出られるような選手になること。後藤大輝と練習して、引きずり回されています。自分の性格的にはマイペース、一歩一歩、成長して行けたら」と先を見据える。

 最後に兄・大地とのエピソードを聞くと「兄とは仲は良い。ノリの良い音楽をかけて、その音楽に合わせて躍る兄を僕が動画で撮影している」と競輪に関するエピソードかと思いきや、ほっこりエピソード。やや天然で、おっとりな感じもする梶原だが、レースになれば別人。今後の成長を見守りたい。(アオケイ・八角記者)

閉じる

新着競輪ニュース

ニュースランキング

ニュース&コラムを探す

検索する
投票