前回の松阪から中3日で追加参戦してきた那須萌美は、今開催のガールズ得点トップで優勝候補の1人に挙げられている。

「松戸の後に体調を崩し、しかもその後すぐに違反訓練があったので前回の松阪はあまり自信がなかったんです。前検2日前の昼にもらった追加だけど、調整はできたし前回より今回の方が全然マシだと思います」と自信を持って臨んだ初日は、うまく吉村早耶香のカマシに飛び付くと、ゴール前で悠々と逆転。白星発進に成功した。　

「吉村さんがとてつもないカマシを打ってきたのでヤバかったけど、戸田(瑞姫)さんが遅れていたのでなんとか番手に飛び付けました」

　自身のことについては淡々と語っていたが、25日の和歌山FIでS級初Vを飾った兄弟子・久島尚樹の話題を振ると、「観ましたよ！ メッチャ興奮しました!!」と声のトーンを一気に上げた。

「レースはリアルタイムで観られなかったんですけど『1着、久島尚樹』って見えて。あとはテレビの前に張り付いてダイジェストが流れるのをずっと待ってました！ いやー、本当に良かったです。流れも来ているし、私も頑張らないとですね！」

　兄弟子から大きな刺激をもらった妹弟子が、残り2日間もシリーズリーダーとしての責務を全うする。(netkeirin特派員)