2023/10/21(土) 14:30 0 2
弥彦競輪場の「寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(GI)」は21日、3日目を迎えた。6Rの選抜戦に出場した小原太樹に話を聞いた。
6Rは小原佑太、嘉永泰斗、青野将大の自力3人による三分戦。前受けをした青野が、後ろ攻めから上昇した嘉永を突っ張ると、車を下げた嘉永は中団の外にへばりついた。小原と嘉永の併走を見ながら青野のペース駆け。外併走から嘉永が捲り出たが、青野マークの小原太樹が嘉永を何度もブロックして止めて、最後は力強く抜け出した。
「ラインのおかげで1着を取れた。弟子が頑張ってくれたし、(鈴木)裕さんにはお世話になっているのにワガママを言わせてもらって番手を回してもらった。青野はうまいペースで駆けていましたね。嘉永君もあれだけのクラスの選手なのでなかなか止まらなかったけど、自分が止められればラインで決まると思っていた。とにかく弟子の頑張りに尽きますよ」
青野は3着。別府ウィナーズカップ以来のワンツーとはならなかったが、GIで強敵を相手に、好内容で揃って車券に絡んだ。レース後は小原太が青野を見つけると「ありがとう」と言葉をかけた。
「頼もしいです。連係するたびに強くなっていますね」
最後は師匠の顔になって目を細めた。(netkeirin特派員)