初日特選常連だった小玉勇一。しかし前期は突如スランプに陥り、苦戦の数字を並べていたが今年に入り復調気配。まだ優出こそないが、予選でも1着が取れており、優勝ラッシュをしていた頃の脚が戻ってきた印象を受けていたが「はい。自分でもその時くらいの調子に戻っていた感じがあります」と確かな手応えを感じているという。

「この地元戦で1個ビッグヒットを打っていい流れを作りたいですね」と前検日に話していたが、初日は重バンクの中ジャン先行。番手の吉田元輝に交わされたが、2着に逃げ粘りレース内容は上々。

　本人も納得の表情で「今日は先行が残れていないコンディションの中ジャンから仕掛けて2着に残れたのは自信になりますね。体、脚はいいのでこの後少し自転車をいじってみます」と更なる上積みを求め試行錯誤を重ねる。

　近況の走りを見ていると間違いなく85点の脚ではない。この地元戦で結果を残して完全復活への足掛かりにしたい。(アオケイ・松野記者)