2021/06/10(木) 20:45 0 2
福井競輪「大阪・関西万博協賛競輪(GIII)」が10日に初日を迎え、6Rを制した酒井拳蔵に話を聞いた。
レースは岡崎智哉の番手回り。最終バックではシンガリに置かれたが岡崎の踏み出しに対応してゴール寸前に交した。「4角で外したが、抜けた感じはなかった」と半信半疑の1着だった。
先輩の番手を回る事には抵抗もあったようだが「かなり悩みました。でも自分がわがままを言って前でやるよりも智哉さんのパワーが違うし自分が後ろを回った方がいい」と割り切った。
だからといって追込宣言、というわけではない。「自分でやる番組の時はもちろん自力です。自力同士で並ぶ場合、一緒に走る人と相談して決めたいということで」と、オプションとしての番手回りだ。前検日の時点で97・23点を有しており「S級点ボーダーは97・5点ぐらいと聞いた」とのことで、初日1着の106点スタートは大きい。失格さえなければ、S級点を十分ゲットできる位置にいる。
モチベーションはさらにある。初めての弟子(中嶋樹・119期)のデビューが控えているからだ。「父親同士が友人で。年齢も近いし先輩と後輩、友達感覚ですね。教えてもらうこともあるし、師弟という感じじゃないです(笑)」。(netkeirin特派員)