2023/10/19(木) 10:00 0 10
弥彦競輪場で19日に初日を迎えた「寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(GI)」。伝説場立ち予想屋・木村安記が今シリーズの注目ポイントを紹介します。
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19日〜22日までの4日間、「第32回・寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(GI)」が開催されます。12月30日の立川競輪でのKEIRINグランプリの出場権獲得に向けての終盤戦、弥彦競輪場で熾烈を極める賞金争いにも目が離せない激闘に期待!
弥彦競輪場は全国で2番目に直線長い63.1mになり、番手はもちろん3番手にもチャンスはあるし、溜めて待っての外を強襲!という場面もよく目にするので、シンプルに追い込みが優勢のバンクであると判断しています。
隣接する弥彦山から舞い込む強風による影響も時にあるようで、バックが向い風であれば逃げる選手は苦しいし、バックが追い風の中で、先手を奪えばゴール前までたどり着ける計算が立ちます。
8月の西武園競輪の「オールスター競輪(GI)」での落車により骨折の大ケガを負った脇本雄太(福井94期)が欠場。ほかのS級S班、8名を中心に乱戦必至の様相になりますが、世代交代はひとつのテーマかなと思い、着実に確実に進んでいるので、新しい時代を突っ走る選手に注目しなければならない全日程です。
何と言っても新興勢力!となる中野慎詞(岩手121期)、太田海也(岡山121期)、寺崎浩平(福井117期)のナショナルチームトリオからは目が離せません。
国際大会で国内競輪の出走は少ないけれど、寺崎はすでに昨年の西武園オールスターのファイナリスト。さらに中野、太田は今年の西武園オールスターでは準決勝まで勝ち進んでいます。
『一発、魅せてほしい!』程度の活躍ではなく、自身の型にハマった時は手がつけられないバリキ&スピードで、中堅、中核、古参を制圧しタイトル奪取!という夢を託せる3人になります。
S級S班、新山響平(青森107期)を封じて逃げきった豊橋記念(ちぎり賞争奪戦)は自信になったV奪取。勝ち上がりで機関車役になるレースは多いが、そろそろそろ大逃走でそんな局面を打開して魅せて上を目指せる先行勝負に期待!
ニュースター嘉永泰斗(熊本113期)の9月の「共同通信社杯(GII)」での異次元なるまくり脚は記憶に新しいところ。圧巻だったのは準決勝、今をトキメク北井佑季(神奈川119期)を9番手から、仕留めたひとまくり。直前の「火の国杯争奪戦in久留米(GIII)」での落車の影響は気になるが、ケアをしっかり済ませてのタイトル奪取の瞬間は間違いなく近づいてきている。
ウマい車券の予想の方は、気が合ったらお気付き合いのほどよろしくお願いいたします!