2023/10/09(月) 14:30 0 2
久留米競輪場の「火の国杯争奪戦in久留米(GIII)」が9日に最終日を開催。6R「ルーキーシリーズ2023プラス」を制した佐藤壮志に話を聞いた。
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地元、熊本大会で熊本の若武者が勝利をもぎ取った。レースは同期、同門で高校時代も同じ自転車部同士という半田誠に前を任せてのマーク戦。半田が積極果敢に風を切ると、バック手前からちゅうちょなく飛び出しそのまま力強く押し切った。
「誠のおかげです。初手もいい位置が取れたし、誠がキップ良く駆けてくれたので付いて行きました。バックまで待とうと思ったけどまくられるのは嫌だったので自分の行ける距離から踏み上げた。結果的にもう少し見ても良かったかな。今やれる最低限のことはできました」と絆を体現する非常に美しい連係だった。
地元、熊本記念で達成したことにも値打ちがある。決勝には大挙4人の先輩が勝ち上がるなど地元一枚岩となって熊本魂を示しているからだ。
「まだまだ脚が無いので練習します。来年、熊本競輪を走ることが楽しみですし、そこまでにS級に行ければ記念を走れるかもしれない。同門の旭くん(伊藤旭)を目標に頑張っていきます!」と、偉大なる先輩の後ろ姿を追い掛け、この先へ向けて崇高な目標を掲げた。(netkeirin特派員)