5Rで打鐘から巻き返し2着に逃げ粘った菊池岳仁。
「なんか粘りがないですね」

　悪くない内容ではあるが、昨年のヤンググランプリ覇者にとっては、まだまだ本来の手応えではないようだ。

「うーん、流れてからの伸びがない感じ。スピードを乗せて回せているつもりなんだけど回せていない。疲れなのか、セッティングなのか…、なんとなくピリッとしないですね」

　今節は他地区ながら、古性優作と一緒に談笑しているシーンを何度も見かけた。

「かわいがってもらってます(笑)。セッティングのアドバイスとか、メンタル面のこととか、いろいろとアドバイスをもらっています。せっかくの機会なので、トップ選手からなんでも吸収したいです」

　目を輝かせながら口を開いた。次走は地元同然の弥彦で行われるGI寛仁親王牌。

　「マイナスではなくプラスの感触で親王牌に向かいたい。最終日も頑張ります」

　地元GI前の最後の1走。最終日も大事な戦いになりそうだ。(netkeirin特派員)