「もともと競技上がりで個人ケイリンやパシュートなどをやっていたので、このPIST6には興味があったんですね。養成所にある250メートルバンクはあまり訓練では使わなかったけど、走るにあたって苦手な意識はありません」とキッパリ。

　前検日に行われる注目のタイムトライアルは後半2便14番目のスタート。山おろしの加速も良くグイグイと車が出たが、ややコーナーミスがあるようにも見えた。

「過去に一度ペダルを搔いてしまって、自転車ごと宙に浮いたことがあって。それが頭の中にあって仕掛に迷ったのが痛かった。ただ、他は踏めていた感じがあるし、手応えがありました」と話してくれた。細かいところを修正していければ更なるタイムアップが期待できそうで、実際のレースが楽しみである。(アオケイ・真島記者)