2023/10/06(金) 19:15 0 1
前橋競輪ではナイター「e-shinbunカップ(FII・ガールズケイリン)」が8日に初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)
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実力断然の選手が不在で、どのラインからも狙えるシリーズ。ヤングパワーの山口多聞が主導権を取れば、タテシャープな内田玄希のチャンス。内田玄希は8月開催の佐世保で完全優勝。東京支部の選手会副支部長を務めているが、公務を兼ねながら練習量も豊富だ。
山口多聞の兄弟子は森田優弥で、将来のスター候補生。上遠野拓馬に明田春喜の北日本ラインも強烈。上遠野拓馬は長い距離を踏めて、明田春喜の仕事ぶりも定評がある。
西ラインは前期S級の今岡徹二を中心に渋谷海、山崎泰己、溪飛雄馬。渋谷海のダッシュ戦は鋭く、今岡徹二も動ける強味がある。
南関の実力者の松坂英司は深瀬泰我に前を託す。コース取りは俊敏だし、3連単要員のひとりだ。地元からは梅山英樹と手島志誠で栃木の上川直紀との連係になりそう。
チャレンジは地元の篠田幸希の名前があったが特別昇班を決めた。新人の争いになり斉藤樂、鳥海創、黒瀬浩太郎の3名が参戦。イケメンで将来のS級戦士は黒瀬浩太郎。デビューからすぐに2場所連続で完全優勝。ただ、特別昇班にリーチが掛かったレースで落車してしまった。再度、一からやり直しになるが、スピードは一人抜けている。
特別昇班は出来ないでいる斉藤樂だが、優勝を量産。宮城でも厳しさで知られる荻原尚人の一門の選手。鳥海創はケレン味のない先行で、ほぼ全部のレースで最終バックを取っている。自転車経験がない分、先を見据えて走っている。
ガールズケイリンは、藤田まりあが完全ブレーク。来年はグランプリ出場も夢ではない。自力を出しながら、上手いレースを魅せている。8月開催の取手で完全優勝し、自信を深めた様子。ドームだし、積極的に前々に攻める。
自分の形に持って行った時は強い石井貴子。強力な同型が不在で、ペース駆けも可能。山口真未も安定して決勝に進出し、8月開催の取手で藤田まりあに次いで準優勝だった。
地元からは本多優と萩原瑞生。本多優はアイドルレーサーだし決勝に乗って欲しい。萩原瑞生は、まずは確定板に載ることだ。新人は宇野紅音、木下宙、横山愛海の名前が入っている。