2023/10/12(木) 12:00 0 36
10月19〜22日にGIレース「寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(正式表記は寬仁親王牌)」が開催されます。そこで今回、舞台となる弥彦競輪場を、2022年に現役を引退したガールズケイリン1期生・田中麻衣美さん(愛称:まいみん)にナビゲートしてもらいました! KEIRINグランプリ出場権争いも佳境に突入。弥彦競輪場の楽しみ方をチェックして、タイトルホルダー誕生を現地で見届けませんか?(取材・構成=netkeirin編集部)
弥彦駅から自然を感じながら歩いていくと15分ほどで弥彦競輪場に到着! 道中には温泉旅館や観光商業施設があり、懐かしさと新しさが入り混じった素敵な街並みです。
競輪場の入場口は3か所あり、この日は駐車場やバス乗り場から近い『宝光院側入場口』で待ち合わせ。
「おはようございます!」弥彦競輪場を知り尽くした(!?)まいみんが、明るく出迎えてくれました!
まずは2020年に完成した新しいロイヤルルームに「お邪魔します!」。広々とした部屋に可愛らしいソファが並んでいます。
常時30名程度を定員としており、ゆったり過ごせるのがポイント。2階席なので眺めもバッチリで、室内にはモニターも多数完備されているのでレースを見逃す心配はありません。
「なんだか贅沢ですね」とふかふかのソファに座るまいみん。入場料2,000円で専門紙やドリンク、お菓子と嬉しいサービスが付きます。
寛仁親王牌開催中は28席を当日発売する予定。整理券配布は朝7時から始まりますが、ロイヤルルームは人気のため争奪戦になりそうです。狙っている方はお早めに!
続いて、特別観覧席S席へ。ホームストレッチに面した正面スタンドに入ると、まいみんは「ここは初めて来たかもしれません」とキョロキョロ。
バンク側指定席は1階と2階に分かれており、各席モニター完備。1階からはゴール前の迫力が目の前で感じられ、2階からはバンク全体を見下ろせます。
実はレース映像も同じフロアから撮影されているため、眺めの良さはお墨付き。あまりにバンクに近いので、まいみんは練習中の誘導員に「おーい」と手を振っていましたが、残念ながら気づいてもらえませんでした(笑)。
こちらも全席当日発売。バンクに面した56席(入場料1,000円)と大型モニターに面した32席(入場料500円)が用意されています。
ここ数年でさまざまな設備が新しく生まれ変わっている弥彦競輪場。まいみんは笑いながら「昔はほんとにボロボロだったんです(笑)」と振り返ります。
今年はバンクの大規模な修繕工事も行われ、きれいな走路に生まれ変わりました。4コーナー付近は金網からアクリル板に変わり、レースがクリアに見えます。
迫力のレースが目の前で繰り広げられ、まいみんも真剣な表情に。レースが終わると「実はこのあたりで落車したんです」と苦い思い出がポロリ…。
「でも、地元のお客さんの声援が聞こえて『立ち上がらなきゃ』と再乗しました。ちなみに骨は折れていました…(笑)」
まいみんが場内を歩いていると、競輪場で働くスタッフやお客さんから次々に声をかけられます。「本当に温かくて、みんな家族みたいに思っています」と“地元愛”を聞かせてくれました。
メインスタンドの後ろにある『セダーハウス』は、収容人数800人の広い室内車券売り場。こちらも新しい建物で、席も化粧室もとってもキレイです。
大型モニターでレースをチェックできるほか、『宝光院食堂』と『ラーメン輪』、二つのグルメ店舗が入っています。
この日は『宝光院食堂』でランチをいただくことに。お店の方におすすめを聞くと、かつ丼とおでんとの答えが! 早速まいみんと一緒に注文しました。
地元・新潟県産こしひかりを使ったかつ丼はボリュームたっぷり! 手作りお味噌汁とお漬物がついて750円とリーズナブルなのも嬉しいポイント。
「実はここでかつ丼を食べるのは初めて」というまいみんでしたが、「美味しい〜」と感激! 卵でとじたやわらかいとんかつも、タレのしみたご飯も絶品でした。
おでんセットは240円でこんにゃく3枚、ちくわとたまごが1個ずつとこれまた大満足のボリューム。温かくて味のしみたおでんはホッとするお味です。
その他にも、弥彦名物のいかメンチやすじこおにぎりなど“旅気分”を味わえるメニューも並んでいました。寛仁親王牌開催期間中は、元競輪選手の池端将巳さんが営む人気店『ラーメン輪』や、キッチンカーも出店する予定。美味しい弥彦グルメをぜひご賞味ください!
弥彦競輪場は唯一の村営競輪場。さらに、弥彦神社(正式表記は彌彦神社)の境内にあることも大きな特徴です。神社と競輪場はすぐに行き来ができ、最近テレビ番組でも紹介されたことから参拝客とみられる方がよく競輪場を訪れるようになったとか。
実際に競輪選手もレースに向かう前にお参りするのだそう。まいみんも「もう何度もお参りに来ています」ということで、案内してもらうことに!
弥彦神社は新潟随一のパワースポット。“起死回生の神”天香山命(あめのかごやまのみこと)が祀られており、仕事運アップのご利益があると言われています。
拝殿でお参りをし、広い境内を歩くと神秘的な雰囲気に包まれます。森の中に木漏れ日が差し込むと、なんだか自然のパワーがもらえるような不思議な気持ちに。
この日も“おやひこさま”にはたくさんの人が参拝に訪れており、境内をゆっくりと巡っていました。
弥彦神社の見どころのひとつが“鹿苑”。万葉集に詠まれた弥彦神社の歌にちなみ、ゆかりがある動物として鹿が飼育されています。弥彦競輪のマスコットキャラ『スピーディア』も、弥彦神社の鹿がモデルになっています。
この時はお昼過ぎで眠たかったのか、ほとんどの鹿が横になっていました。ここでもまいみんは「おーい」とまさかの鹿寄せにチャレンジ!?
すると近くにいた鹿がまいみんの顔を見上げてくれました。「かわいいですね〜」とまいみんはニコニコ。自然と愛らしい鹿たちに癒されたお参りでした。
2年ぶりに弥彦競輪場で行われるGI「寛仁親王牌」期間中には場内イベントが盛りだくさん。19〜20日には人気パチスロライターの木村魚拓さん、青山りょうさん、松本バッチさんが公開生配信を行います。
また21〜22日はネット配信でおなじみの“ズームイン”伊藤克信さんと競輪小僧さんによる公開予想会も。玄人の予想を聞いて万車券を狙ってみるのも夢がありますね。
最後にまいみんから競輪ファンの皆様にメッセージをいただきました!
「年末のKEIRINグランプリ出場をかけたトップレーサーたちが集まる大きな開催になりますので、ぜひ弥彦競輪で生観戦して迫力ある熱いレースを観に来てください!」
※イベント予定は変更となる可能性があります。
感染症拡大防止のため、場内のルールに従ってください。