122期からは唯一のGI出場となった藤原春陽。初日予選の確定板は逃したが、賞金ランキング上位の吉川美穂や小林莉子、ナショナルチームの梅川風子など格上相手に食らいつき4着と健闘した。

「33なので3コーナーは誰かハネると思ったので外を回さずインを突きました。もう少しコースが空けば…」とレースを振り返った。昨年のルーキーシリーズ松戸の1走目は、何も出来ず7着デビューだったが、1年が過ぎて確かな成長を見せている。

　前検日には動画番組『本気の競輪TV』で世界の中野浩一さんからインタビューを受けた。「自分の戦い方に迷いがあるのでは？」と指摘され、「スタートが苦手ならそれだけを集中して練習をすること」とアドバイスを受けたという。

「スタートが出なくてなって、今日も気づいたら加瀬さんにスタートを取られていました」と、改めて自身の課題を認識したようだ。

　オールガールズクラシックは、女子選手だけの開催では初のGI。スタンドの様子を聞いてみると「お客さんが多くて応援が凄かった。発走機からお肉の焼けるいい匂いがしました(笑)」

　松戸競輪では「もも肉フェス」を開催しており、もも肉を使ったキッチンカーが多数出店中。ガールズ選手の華やかな走りと、美味しいもも肉を堪能してみるのも悪くない。