前期はS級で戦っていた機動力上位の今村麟太郎だが、今シリーズは初日特選、準決勝でいずれも7着と大敗。

「初日はセッティングを変えて失敗。2日目は元に戻して感じも悪くなかったけど、結局まくり切れず…。なんなんですかね…」と連日のシンガリ負けに本人もガックリ。

　準決勝で7着だった選手は最終日に一般戦回りとなるが、一般戦で1着を取ると87点が与えられ、直近の点数が94点の今村にとっては勝っても点数を落とすことになる。S級返り咲きを目指す上ではかなり痛手になるが、それでも今村は最終日の出走を決意した。

「気持ちが切れかかったけど、自分は(途中欠場するような)そこまでのレベルの選手ではない。しっかり最終日まで走り切ることが仕事だと思うし、何かをつかんで帰れるようにあと1日精一杯頑張ります！」

　最終日こそ本来のダッシュ力を発揮して人気に応えたいところ。そして点数以上の収穫を得て今後の飛躍につなげていく。(netkeirin特派員)