9月28日、豊橋競輪場で行われたちぎり賞争奪戦(GIII・初日)の初日特別選抜は、捲り追い込んだ深谷知広(33歳・静岡=96期)が1着、先手ライン番手の佐藤慎太郎(46歳・福島=78期)が2着、先行した新山響平(29歳・青森=107期)が3着に入った。3連単は①-⑨-③で3,150円という配当だった。

　レースは残り2周で上昇する松本貴治(29歳・愛媛=111期)を、新山が突っ張って先行していく展開。4番手にいた深谷は松本に絡まれる形になりながらも、引かず中団にこだわって最終周回に入る。中団での争いが長引いていたものの、深谷は松本を捌くとバックから前との差を詰めていく。新山も上々の掛かりで逃げていた中、最後は深谷が一気に前を交わして1着を取った。