2021/06/08(火) 19:00 0 0
別府競輪の「開設71周年記念オランダ王国友好杯(GIII)」は最終日の8日、9Rでレインボーカップ・A級ファイナルが行われ、伊東翔貴が番手まくりでV。2着の小林令、3着の北川大五郎の3人は9日付けでS級2班に特別昇級する。
前を任せた木村弘が猛然と積極策。絶好の番手回りとなった伊東翔貴が、最終BS手前から番手発進。後位にいた小林令を振り切ってVゴールに飛び込んだ。
伊東は「弘のおかげ。もう少しうまくやれたら良かったけど、別線の仕掛けも見えたし、あれだけ行ってくれて勝てなかったら申し訳ない、と思って踏ませてもらった。もう感謝しかない。この分も先輩方の前で頑張って、北日本を盛り上げていきたい」と、盟友への感謝の気持ちとともに、来たるS級戦に向けての意気込みを語った。
以下は、残る選手の振り返りを。
2着の小林令
「あの展開になった時点で、伊東さんが出ていくだろうな、と思った。藤井さんをブロックして脚を消耗した分、最後はあれが精いっぱい。(特別昇級で)いろいろとチャレンジができる。(S級で)思い切った自分のレースをしたい」。
3着の北川大五郎
「道中で余裕がなかった。車を少しでも持ち出せていれば、山本先輩のコースもできたかもしれないけど、それすらできなかった。申し訳ない気持ちでいっぱいです」。
4着の佐々木龍
「藤井君の膨れたあおりもあったけど、自分の仕掛けがワンテンポ遅かった。内容のない4着になってしまった」。
5着の野口大誠
「北川君を切らないといけなかった。そこがすべて。単騎なので難しかったのもあるけど…。仕掛けられたし、スピードは悪くなかった。また頑張ります」。
6着の西村光太
「仕方ないです。勝負なので。また7月からS級で暴れます」。
7着の山本巨樹
「仕方ない。自分も道中で口が空いてしまったり、内を突いたり、焦ってしまっていた」。
8着の藤井侑吾
「ちゃんと出きらないといけなかったですね。結果炊きに中途半端になってしまった。もう少し踏む場所などを勉強していかないと」。
9着の木村弘
「自分が弱かっただけ。後ろ攻めなら、先行しようと思っていた。伊東さんが勝ってくれて良かった。危機感を持ってこれからも頑張っていきたい」。
(netkeirin特派員)