2023/09/23(土) 14:45 0 5
高松競輪場では23日からモーニング競輪「コイコイチャリロト杯(FII)」が開催中。初日5Rを走った山中貴雄と興呂木雄治に話を聞いた。
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初日5Rで一緒に走った興呂木雄治と山中貴雄のレース後の会話が面白かった。レースは興呂木が前受けから新人の尾方祐仁の番手で粘り山中貴雄との競りに。尾方が焦って緩めたところを斎藤敦がカマシ、興呂木は切り替える勢いそのままに捲ってマークする安藤雄一とワンツーを決めた。
山中:作戦で興呂木が前を取ったら番手で粘りそうだから1回押えに行くと見せかけてやめて、一気にドーンと行くってなってたんだよ。それが普通に押さえちゃって。俺は「アレ?」って。そりゃ粘られるよねぇ。
興呂木:俺だって粘りたくはなかったですよ。でも新人がこれだけいて、初日から自分でやるって想定してなかったですもん。やるしかなかったんですよ〜。すいませんでした。
山中:そもそもお前なんかがこの森(チャレンジ)に来ちゃだめなんだよ。ここは平和な森だったの。ウサギやリスが楽しく暮らしていたんだよ。そこにアライグマ(興呂木)が来ちゃダメ。外来種(競走得点の高い選手)に生態系を荒らされちゃうんだよ。
レース後で負けて悔しい思いもあるだろうに、冗談を交えて話せる山中はいいなと思えた。勝負は勝負。終わったことは仕方ない。実にスポーツマンらしく対応する姿は見ていて、すがすがしい。(アオケイ・梅田記者)